・音無川(おとなし)

 昔、弘法大師というお坊さんが五條の榮山寺で修行をしていました。

お寺のすぐ下を流れる吉野川の川音が昼も夜もやかましく、音が気になり修行に集中できずにいました。

そこでお大師さんは、「ひとつ御仏にお願いしよう」と言い激しく流れる吉野川に向かって

お経を唱え、筆を投げ、「音を立てないでください」と祈られました。

すると今までやかましかった川音が、ピタリと止みました。

そして、その川は「音無川」と呼ばれるようになりました。

 

 ※石を投げたという説もあります。